失敗しないルームランナーの選び方6つのポイント｜おすすめ3選も！

マラソンランナーの方や日々トレーニングされている方に向けて、失敗しないルームランナーの選び方についてご紹介します。

ルームランナーは、ランニングマシンやトレッドミルとも呼ばれ、忙しい日常や悪天候の中でも屋内でトレーニングを行うのに便利なものですよね。しかし、市場にはさまざまなモデルがあるので、どれを選ぶか迷うこともあるでしょう。

最近のルームランナーはただのランニングマシンから多機能なフィットネスツールへと進化しています。ルームランナー1台あれば、効率的なカロリー消費と心肺機能の向上、筋力の向上、持久力の向上まで目的に合わせたプログラムで運動をすることができます。

この記事ではルームランナーを選ぶ時に失敗しないポイントをご紹介していきます。

ルームランナーの失敗しない選び方6つのポイント
こんなルームランナーは購入時に要注意！
気になるルームランナーの予算は？
おすすめのルームランナー3選！
まとめ

ルームランナーの失敗しない選び方6つのポイント

ルームランナーを選ぶときに抑えるべき6つのポイントを解説していきます。
このポイントさえ抑えればルームランナー選びで失敗することはありません。

1.ルームランナーの大きさや置くスペースで選ぶ

ルームランナーの購入は健康管理とフィットネスの維持に役立つ重要な投資の1つですよね。でも、購入する時に最も注意する点は
ルームランナーの大きさや設置場所の問題
です。この問題を解決するための重要なポイントについて詳しく説明します。

ルームランナーの大きさは重要な要素です。ルームランナーは結構な場所を取るので、設置する部屋の大きさに合わせて選ぶ必要があります。
一般的なルームランナーの

幅は約70～90cm
長さは160～200cm

です。
さらに、安全上の理由からランナーの後ろには最低でも約1mのスペースが必要です。これらのサイズを考えて、部屋のスペースにどのようなルームランナーが合うかを確認しましょう。

注意点

使用したい部屋が狭いとコンパクトで安価なルームランナーを選びがちですよね。しかし、コンパクトなルームランナーは走る幅が狭くランニング中に足を踏み外すことがあります。安いルームランナーの中には使用中に壊れやすいものもあるようです。ルームランナーは走行面が広くて安定感のあるものが走りやすく安心です。
ルームランナーで怪我をしないように大きさ・ベルトの幅・安定感の３つを特に意識しましょう。

次に、ルームランナーの設置場所もまた重要です。設置場所を選ぶ際は、騒音や振動により他人に迷惑をかけないこと、適切な通気性と換気があることを確認する必要があります。また、ランニング中に見ることができるTVや窓があると運動が楽しくなりますよね。このような環境も必要な要素だと思います。

ルームランナーの大きさと設置場所を選ぶ際のヒントを簡単にまとめてみます。

ルームランナーを置く部屋の大きさに合わせ選ぶ
静かで通気性が良く、楽しく運動できる場所に設置
部屋が狭いからと言ってコンパクトなものを選ばない

以上のことを特に注意してルームランナーを選んでみてください。

2.適切なルームランナーのモーターのパワーを選ぶ

ルームランナーの心臓部にあたるのがモーターです。適切なモーターパワーの選択は、あなたがルームランナーを使用して得たい成果やその利用方法に大きく関わってきますので参考にしてほしいポイントをまとめてみました。

モーターのパワーは通常馬力（HP）または連続馬力（CHP）で表されます。この数値はモーターがどれだけの力で動くかを示します。馬力が高いほどモーターは強力で、長時間の使用や高速運転にも耐えられます。反対に馬力が低いモーターは、軽度の運動や歩行に適しています。ルームランナーの速度は、ウォーキングなら6km/hまで、ジョギングなら10～12km/h程度、本格的なランニングなら15km/h以上が最適とされています。

馬力が1.5-2.0 CHPのルームランナー
主にウォーキングや軽度のジョギングを目的としています。これらは一般的な家庭用途でよく使用されます。

馬力が2.5-3.0 CHPのモーター
頻繁なジョギングやランニング、インターバルトレーニングに適しています。より強力なモーターは、長時間の使用や高速度の運転にも対応できます。これらはホームジムやより本格的なフィットネスエンタスィアストに人気があります。

馬力が4.0 CHP以上のモーター
長時間・高強度・高速のトレーニングを想定しています。これらは通常、プロのアスリートやジムで見つけることができる商業的なルームランナーに搭載されています。

しかし、モーターの馬力と合わせて耐久性や静音性も重要な選択基準です。また、ユーザーの体重やトレーニングの頻度もモーターの選択に影響を与えます。このため、自分のニーズに最も合ったモデルを選ぶためには、これら全ての要素を考慮することが重要です。

モーターパワーはルームランナーの性能を大いに左右します。あなたの運動習慣、目標、そしてニーズに合ったものを選んで、ベストなトレーニングができるようにしましょう。

3.適切なランニングベルトを選ぶ

ルームランナーを使用する上で、ランニングベルトの選択は極めて重要です。適切なベルトを選ぶことでトレーニング効果を最大限に引き出し、同時に安全性も確保します。ランニングベルトを選択するのに重要なポイントを説明していきます。

まず、目的を明確にすることから始めていきますね。ウォーキング専用ならば幅狭、短いベルトで十分ですが、ジョギングや本格的なランニングをするならば、幅広で長いベルトが必要になります。安定性と快適性を確保するために、身長やストライド（一歩あたりの距離）に合ったベルト長さを選ぶことが重要です。

ベルトの長さや幅の選び方は一般的に次のように言われています。

ベルトの長さは歩幅+10cm以上、または「身長×0.60～0.70」以上が良いとされていますが、
110cm以上あれば問題なく安全にランニングができます。
ベルトの横幅は最低でも30cm、できれば35cmあると良いです。

次に、耐久性を確認します。ランニングベルトは繰り返しの使用に耐えるべきものなので、高品質な素材で作られたベルトを選びましょう。2プライ（層）以上のベルトは耐久性が高いとされています。

また、ベルトの表面構造も見逃せません。滑りにくく、クッション性のあるベルトは、走行中の足首や膝への負担を軽減します。なお、表面が滑りやすい場合、安全性に影響するためよく確認してください。

さらに、ランニングベルトのメンテナンスも考慮に入れましょう。定期的な潤滑が必要なベルトと、それを必要としないベルトがあります。

最後に、ランニングベルトを選ぶ際は、予算と相談しながら検討してみてください。必要な機能と品質を備えたベルトを選びつつ、予算を超えないようにしましょう。やっぱり良いものはそこそこ高いので・・・。

あと「ルームランナーの大きさや置くスペースを考える」のところでも触れましたが、コンパクトなルームランナーにしてしまうと置き場所は確保できますが、ランニングベルトが小さくなってしまうので足を踏み外して怪我をするリスクが高くなりますので少し余裕があるサイズを選ぶ事がおすすめです。

以上の点を意識してランニングベルトを選べば、トレーニングがより安全で最大の効果を得ることができるでしょう。

4.ルームランナーってギシギシうるさい？静音性の高いルームランナーを選ぶ

ルームランナーを自宅に設置するとなると気になるのが音。ギシギシうるさくないかな？
集合住宅や一軒家でも下の階に響かない？と心配になりますよね。

最近のルームランナーは静音性が高い製品が多く販売されています。
その中でさらに静音性に優れたルームランナーを選ぶようにしたいものです。

家にルームランナーを設置する際にはフローリングの床に直接置かないこと。
衝撃吸収してくれるマットやルームランナー専用マットをひくことも大事！

5.ルームランナーに付いているプログラムや機能で選ぶ

最近のルームランナーは、さまざまな高度なプログラムや機能を備えたフィットネスツールになってきています。以下にそれぞれの機能について解説していきます。

インクライン（傾斜）機能付きルームランナー

ルームランナーは一般的にインクライン機能を備えています。これは、ルームランナーの傾斜角度を調節して、より厳しいトレーニングやアップヒルランニングをシミュレートすることができます。少しでも負荷をかけたトレーニングをしたい場合、インクライン機能は非常に役立ちます。

心拍数モニター機能付きルームランナー

さらに、多くのルームランナーには心拍数モニターが装備されています。これは適切な心拍数ゾーンで運動を維持し、効率的なカロリー消費と心肺機能の向上を達成するために重要です。多くの機器では、手のセンサーやワイヤレスモニターを通じてリアルタイムで心拍数を計測します。

プログラム機能付きルームランナー

ルームランナーは、脂肪燃焼やインターバルトレーニングなどのプログラム機能が備わったものもあります。ルームランナーにはシンプルな設定から詳細な設定まで幅広いオプションがあります。

使用する際には、自分の目標やフィットネスレベルに合わせてプログラムを選択し設定します。たとえば脂肪燃焼プログラムでは、有酸素運動を重視して脂肪を効率的に燃焼させるための設定が行われます。インターバルプログラムでは、高強度の運動と休息を交互に行うことで、筋力や持久力を向上させるための設定がされます。
設定を行うとルームランナーは自動的にベルトの傾斜角度、速度、および時間を調整します。これによりトレーニングを効果的かつ効率的に行い、ニーズに合わせたトレーニングプログラムを受ける事ができます。

6.快適で耐久性のあるルームランナーを選ぶ

トレーニングを続けるためには、ルームランナーの快適性と耐久性が高いことが重要な要素になってきます。ルームランナーはあらゆる天候や時間帯にフィットネスレベルを維持するのに必要不可欠ですし、その快適性と耐久性はトレーニングをしていく上で意識してほしいポイントの一つです。

快適なルームランナーは、一貫して滑らかな走行を可能にしてくれます。優れたルームランナーは、バランスの良いトレッドミルデッキ（ランニングをするときの平らな面）と適切なクッションがあることで、体に対する衝撃を減らします。また、静音性も重要な快適性の要素で、モーター騒音が最小限に抑えられているランニングマシンは、ランナーの集中力が途切れにくい効果があります。

次に耐久性ですが、これは製品の長寿命と維持費用の低減に関わってきます。耐久性のあるルームランナーは、高品質な材料と堅固な構造となっています。これによって、頻繁な使用や時間の経過による摩耗にも耐えることができます。耐久性が高いと、ランナーのトレーニングを長期間支える事ができ、思いがけない修理や部品交換のリスクが少なくなります。

ルームランナーの快適性と耐久性を重視することで、ランニングマシンは一貫して安全で快適なトレーニング環境を確保しやすくなり、ランナーが目標に到達するための強力なパートナーになる事でしょう。

こんなルームランナーは購入時に要注意！

購入時に注意が必要なルームランナーは、ずばり！コンパクトなルームランナーや折りたたみ可能なルームランナーです。
コンパクトなルームランナーは一見、便利で狭い部屋でも活用できそうですね。しかし、コンパクトゆえのベルト部分の狭さで足を踏み外したり、簡易構造で壊れやすい、などの問題点もあります。
特に長時間安定してランニングがしたい人、安定して数年使いたい人には不向きです。

気になるルームランナーの予算は？

ルームランナーは価格が大きく異なる製品で、その価格は一般的に機能や品質に直結しています。最も基本的なモデルは一般的に5万円くらいからありますが、より高品質の製品や高度な機能を備えたものは数十万円以上することもあります。

予算設定を始める前に、あなたがルームランナーから何を期待しているかを考えることが重要です。あなたが初めて運動を始めるなら、基本的なモデルで十分かもしれません。しかし、もしあなたが頻繁に使用するつもりであったり、特定のトレーニングプログラムを必要としているなら、より高品質なモデルを選択することを検討すべきです。

ルームランナーの購入を考える際には費用対効果も重要な要素です。例えば、ジムの会員料と比較してみてください。月に5,000円を支払っている場合、1年〜2年でルームランナーの価格をカバーできますね。さらに、自宅でトレーニングできる利便性を考えるとルームランナーは非常に価値ある投資となります。

また、購入前には製品のレビューや評価を確認することもおすすめします。これによって、あなたの予算に適した最高のルームランナーを見つけることができます。

最後に、ルームランナーを購入することは、あなたの健康とフィットネスのための長期的な投資です。価格だけでなく、製品の耐久性や保証、およびあなたのニーズを満たしてくれるかどうかも考えることが重要です。

おすすめのルームランナー3選！

これまでのルームランナーを選ぶ際の5つのポイントを踏まえ、当サイトでおすすめのルームランナーを3つご紹介します。

ジョンソンのアルタイル７

ジョンソンヘルステック社製のHORIZEN アルタイル７はとても大きくて安定感があります。
これほど大きいルームランナーですが使わないときは折りたたんでおくことができます。

アルタイル７は走行面（ベルト部分）が広くて安定した走りができるのが特徴です。

アプリ「ZwiftRun」やバーチャルトレーニングアプリ「@ZONE」が搭載されており、楽しみながらトレーニングができます。

自分のアバターがマシンのスピードに合わせて走る
世界中の名所を見ながら走ることができる
イベントに参加して世界中の人とレースができる
アメリカスポーツ医学会2018年No.1の「SPRINT8」*1 も楽しめる

*1 わずか20分で脂肪燃焼や筋肉増強に繋がる事が科学的に証明された高強度インターバルトレーニング(HIIT)

自宅で使用できる最強マシーン
天候に左右されず、ランによる足音を気にせず、走りたい！
そんなあなたにお勧め！
値段はそれなりにかかりますが、安かろう悪かろうといった商品が多い中、
このマシーンは安心して使用できます。お試しあれ。
楽天市場の口コミ

早速使用しましたが、以前のものより性能等大幅にアップしていて大変満足しております。
二階に設置しましたが普通に走っても静かでよい買い物ができました。
楽天市場の口コミ

大変満足です。良い買い物をしました。
中々のお値段がすることからずっと迷っていましたが購入して正解でした。
15km/h程度までスピードを上げて使用していますが、揺れることなく、静音性も高く、とても安定していますので、慣れてきたらもっとスピードを上げて行こうかと思います。
本体重量がかなり重たいことから、組立設置は付けることをおすすめします。
楽天市場の口コミ

HORIZEN アルタイル７はM-MVP特殊クッションというクッション材がついています。
この特殊クッションで床への振動を伝わりにくくし、騒音を抑えています。
さらに下記リンクからの購入限定で、三重クッション装備のルームランナー「アルタイル７」を買うことができます。

アルタイル７の詳細はこちら

ジョンソンのシリウストレッド8

2023年3月30日に発売されたシリウストレッド8は既にフィットネスマシン専門ショップ内の売れ筋ランキング2位になっています。
アルタイル7の弟分的存在の「シリウストレッド8」にはアルタイル７と同じくアプリ「ZwiftRun」やバーチャルトレーニングアプリ「@ZONE」を搭載。

アルタイル7との違いは、スクロールダイヤル（自動で傾斜を調整する機能）があるかどうか。
アルタイル7にはスクロールダイヤルがついていますが、シリウストレッド8にはついていないので、傾斜を変えるときにいちいちマシンから降りて調整をする必要があります。
この機能はいらないという人はシリウストレッド8をおすすめします。

シリウストレッド8の詳細はこちら

ジョンソンTR5.0

ジョンソンTR5.0は走行面は127×40.6cmとアルタイル７と比べるとやや狭いですが、十分なランニングスペースを確保できます。
省スペースながらデバイスラックとボトルホルダー付きなので便利です。
使用後は簡単に折りたたんで、キャスター付きなので移動も簡単！

ジョンソンTR5.0の詳細はこちら

3つのルームランナーを比較した表にしてみました。

	アルタイル7	シリウストレッド8	ジョンソンTR５.0	スタッフの会話
静音性	54.9db	計測なし	計測なし	64.1db
価格	284,900円	253,000円	132,000円
本体サイズ(cm)	193×88×168	192×85×147	163×77×140
走行ベルト(cm)	152×50	152×50	127×40.6
ベルト厚み	1.6mm	1.6mm	1.4mm
折畳サイズ(cm)	104×88×178	117×86×155	95×77×143
速度(時速)	0.8～20km	0.8～20km	0.8～16km/h（0.1km/h単位）
傾斜	0～15%	0～12%	0～10%（0.5％単位）
本体重量	115kg	87kg	60kg
最大使用者体重	147kg	147kg	113kg
モーター馬力平均	3.0CHP	2.75CHP	2.0CHP
連続使用時間	99分	99分	–
速度	0.8～20km	0.8～20km	0.8～16km/h （0.1km/h単位）
プログラム数	8 （@zoneに接続することでさらに多くのプログラムが使用可能）	7 （@zoneに接続することでさらに多くのプログラムが使用可能）	18